山形県は、日本海に面し、農作物の収穫が豊富な大地があるため、一年を通して旬な食材にあふれているのをご存知でしょうか?
ブランド牛と言われている米沢牛をはじめ、ご当地ラーメンなどの麺類も様々な種類があったり、どんどん焼きなどの名物料理も豊富です。
この記事では、山形観光でおすすめのグルメや名物料理10選をご紹介していきます。
記事の内容
ガッツリお肉を満喫したい人におすすめの山形グルメ
山形牛
山形牛は、黒毛和牛の中でも綺麗な霜降りとキメの細かい肉質が特徴で、口溶けの良い食感と至極の甘みを味わえちゃいます。
上質な美味しさを生み出す芸術的なサシが細かく綺麗に入っているため、深い味わいを出す旨みを堪能できます。
山形への観光がてら、山形牛も楽しみたい人には山形駅から徒歩2分と利便性の良い「山形牛ステーキ&焼き肉かかし」がおすすめです。
米沢牛
米沢牛は、松阪牛や神戸牛などの代表的な黒毛和牛に並び、山形県の中でもトップクラスのブランド牛です。
美しいサシの入っている霜降り肉で、繊細な霜降りが魅力の米沢牛は、明確な寒暖の差がある東北の地方性と、品質マネジメントが徹底して育てられているのがポイントです。
米沢牛は、その他の有名ブランド牛と比較すると、脂が控えめな部分も美味しく食べられるので、すき焼きがおすすめです。
米沢駅から車で10分くらいで行ける「登起波(ときわ)」は、1894年(明治27年)創業の老舗で、すき焼きの割り下の隠し味には味噌が入っていて絶品です。
平牧三元豚
平牧三元豚(ひらぼくさんげんとん)は、山形県平田市にある牧場で育てられている豚で、肉質は繊細で柔らかいという特徴があります。
平牧三元豚の旨みを最大限に引き出すには、とんかつにして食べるのが一番です。
身が引き締まっていて弾力があるので歯ごたえが良く、ジュワッと溢れ出す肉汁にそそられてしまいます。
牧場の直営店である「平田牧場とんや酒田店」では、しゃぶしゃぶも味わうことができます。
麺類でのどごしを楽しみたい人におすすめの山形グルメ
とりもつラーメン
とりもつラーメンは、山形県の郷土料理である鶏モツと醤油ベースのあっさりとしたラーメンを組み合わせたもので、昔から新庄市の地元民に親しまれているご当地ラーメンです。
何種類もの部位から作られている鶏のモツ煮がいっぱい入っているラーメンゆえに、様々な食感を楽しみながら味わえます。
リーズナブルな値段で来店しやすい「末広」では、スタミナラーメンと呼ばれており、たっぷりと鶏の旨みを堪能できるスープが評判となっています。
冷やしラーメン
冷やしラーメンは、氷を入れて冷やして食べるラーメンで、夏の風物詩となっており、山形県のご当地ラーメンの一つとして親しまれています。
冬の寒さが厳しい東北地方である山形県ですが、長年国内で最高気温の記録地ともなっていた程の猛暑を乗り切れるようにと、麺もスープも冷たいラーメンが生まれたのですが、一年を通して冬でも食べられます。
一般的なラーメンを冷たくしてあるものなので、冷麺みたいな冷やしという訳ではなく、冷たいスープがたっぷり堪能できちゃいます。
山形駅から車で約5分くらいのところにある「栄屋本店」は冷やしラーメンの発祥だと言われている名店です。
この名店の冷しラーメンのスープには、牛骨や昆布、カツオをベースに、隠し味として山形ならではのラ・フランスが入っているのが特徴的です。
氷が入っているため、ラーメンの要ともなっているスープの脂が固まらないようにアレンジされていて、あっさりとした味わいながらコクを感じるスープは絶品で、冷やしラーメンらしくキュウリがトッピングされているので、夏らしい涼しさを楽しめます。
さらに、元祖冷やしラーメンのお店というだけあって、冷しワンタンメンや激辛冷しラーメンなどチャレンジしてみたくなってしまうような冷やし系のラーメンのメニューもたくさんあり、選ぶのに楽しくなってしまいます。
冷たい肉そば
冷たい肉そばは、山形県の中心部にある河北町が発祥地であり、山形県の内陸部でB級グルメとして人気があります。
冷たい肉そばの汁は、鶏とカツオのダシを合わせて作られていて、鶏の脂が甘みを出し深い味わいを添えてくれ、モチモチした食感でのど越しの良いそばにピッタリ合います。
ちなみに、山形では一年を通して寒い冬でも冷たい肉そばを食べるようですが、できれば暑い夏に冷たいそばをズルズルっとすすりたいものですね。
「そば処 一庵」は、地元のみならず県外からもお客さんが来るほどの有名店で、鶏肉がいっぱいトッピングされている冷たい肉そばは、コスパも良く評判が高いお店です。
麦切り
麦切りは、山形の庄内地方の名産で、讃岐うどんより細くて稲庭うどんより太く、コシが強くツルンとした喉越しの良さが特徴で、山形の家庭料理の一つとして愛されています。
麦切りの有名店である「寝覚屋半兵エ(ねざめやはんべえ)」は、そばと麦切りの専門店であり、一般的には薬味はワサビですが、珍しくカラシが付いており、ピリッとした辛さが甘めのつゆに良く合います。
麦切りのメニューも1人前から5人前まであるので、家族や友達など大人数で来店してもみんなで満足のいくセットになっています。
ちなみに、冬の時期限定のメニューとして肉麦切りや肉うどんもイチオシです!
ソウルフードを堪能したい人におすすめの山形グルメ
どんどん焼き
どんどん焼きは、割りばしにお好み焼きを巻いた山形のソウルフードであり、人気の高いご当地グルメです。
モチモチの生地に具材を乗せて焼き、割りばしにくるんと巻き付けてから、ソースをたっぷりとかけてガブリとかぶりついて食べるスタイルなので、B級グルメの中でもおやつ的な感じで軽くいただけます。
どんどん焼きには、様々なバリエーションがあり、ピザ風の味だったり、ラー油を追加してピリ辛味にしたり、たくさんチーズを乗せたりと色んな種類があるので、自分好みの味を見つける楽しみや何種類も食べてみたりできるので、満足感があります。
お好み焼きを串に巻いて食べるものなので、持ち歩くこともでき、観光の合間に食べ歩きしながらというスタイルができるため観光客にも大人気ですし、地元でもイベントやお祭りなどの屋台フードとして大人から子供まで親しまれています。
どんどん焼きの有名店としては、「丸和」があり、さらに持ち帰り専用の「どんどん焼きの店 山形どんどん」もあり、どちらもメニューがたくさんあって選ぶのに悩んでしまうほどです。
山形だし
山形だしは、旬の食材であるキュウリやナス、大葉やミョウガなどといった夏野菜を刻み、醤油味がベースになっている山形県の郷土料理であり、ソウルフードとして古くから愛されています。
山形だしを炊きたてのご飯の上に乗せて食べるのも美味しいですし、夏料理として冷やしそばや冷やしうどん、冷奴に乗せて食べるとあっさりとした味わいが最高です。
爽やかな味わいが食欲増進に繋がり、夏バテが心配になる時期に有り難いグルメで、夏らしいオクラなどといったネバネバした食材をプラスして、より一層美味しく仕上げているお店もあるようです。
おすすめの店である「美登屋」は、山形観光で有名な立石寺がある山寺駅から徒歩約5分くらいの場所にあるので、観光ついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。
芋煮
芋煮は、里芋にお肉、ネギ、こんにゃくなどが主流となっている山形発祥の鍋料理で、山形県の特産品でもありソウルフードの一つとして有名です。
地域によって入っている肉の種類や味付けも違っていて、山形県内陸部では牛肉に醤油ベース、庄内地方では豚肉に味噌ベースの味付けになっています。
4種類の芋煮を堪能できる「山形長屋酒場」では、醤油と砂糖の味付けされた里芋に牛肉そして野菜が絡み合った芋煮がご飯にぴったりで、 地場野菜などの食材がふんだんに使われていて美味しさを引き立たせています。
また、本場の味を存分に満喫したい方は、芋煮定食をはじめとする定食メニューがたくさんある「まるぶん」がおすすめです。
山形観光でおすすめのグルメは?山形県の名物料理やB級グルメ10選のまとめ
山形観光でおすすめのグルメや名物料理について参考になりましたでしょうか?
海も山もある山形県には、多くの食材が揃っていて、山形牛や米沢牛、肉そばに芋煮、どんどん焼きなどたっぷり味わえるものがいっぱいあり、どれもこれも食べたくなるようなご当地グルメばかりです。
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